他愛もない話。
しかし。
なぜそこから天橋立に行くことになったのか。
理由はない。
俺らには勢いしかないから。
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気付いたら六甲山を越え、北へ進路をとっていた。
この時点で何の計画もない。
勢いだけだから。
鹿の子台・・・ 神々しい・・・ 篠山市・・・
パスワードは全て出揃った。
「天橋立へ。」
昨日の天気はご存知の通りどん曇り。
しかしそんなのお構いなし。
勢いだけだから。
北へ行くごとへ空模様が怪しくなる。
そんな天気とは裏腹に車内はナチュラルハイ。
そして当然天橋立まで有料道路なんて使わない。
でもナチュラルハイ。
途中のトイレ休憩。
とことんコンビニがない。
でも友人によるとそれは見落としているだけだ、と。
どう目を凝らしても、俺の目には山と霧と雨しか見えなかったが。
やはり見落としているだけらしい。
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そしてホントに天橋立まで来ちゃったのだから驚きである。
どうだ、こんな天気の日に天橋立に行こうとした二人の勇気もとい無計画さ。
そして見るがいい。
この素晴らしい天橋立の風景を。
ファンキーだ。
何もかも霧で覆われているではないか。
何を撮ってもどんよりしかならない。
が!
何気なく立ち寄った神社にて。
こいつらがいた。
生まれておそらく数ヶ月の仔猫二匹。
そして写真には写っていないが、物陰からこちらの様子を伺っていた親猫。
仔猫二匹がとことん人懐っこい。
神社の奥からやってきてニャー。
俺の膝の上で二匹ともくつろいでニャー。
なでなでするのに夢中で写真とれなかったよ。
そしてその後、友人の膝の上で超くつろぎモードの二匹。
一匹は寝た。もう一匹も毛づくろいして寝る準備。
えーと、僕たちもうぼちぼち帰るんですけど。
一向に離れる気配がなかったので、うんしょっとどかせたら、
二匹でじゃれあい始めた。
かあいすぎる。何この破壊力。やられた。
その様子をムービーで撮ってたら、友人が足にタックルを受けて違う意味でやられた。仔猫に。
計画性のない旅だからこその醍醐味ここに満載。
最後は二人とも名残惜しいけど、泣く泣く車に乗り込み、いざ家路へ。
当然帰りも有料道路なんて使わない。
そして変わらずナチュラルハイ。
何だろう、このパワーの源は。
それは、きっと、勢いだけ。
そして総走行距離300キロジャスト。
全部計算ですよ。


